パパ活で稼いだお金も確定申告が必要|脱税で1000万円の追徴課税の実例も!

実は、意外と盲点なんですが、パパ活で稼いだお金も確定申告が必要になるんです!

新型コロナウイルスの影響により、バイトのシフト削減・非正規社員の雇止め・内定取消などで生活が困窮して、パパ活を始める女性が増加。

さらに、コロナの波はナイトワークも直撃。時短営業や休業で稼げず、パパ活をするケースも増えています。

そこで、どんな場合に税金がかかるのか、パパ活がバレる原因・バレた場合の罰則・確定申告の方法を、元パパ活女子で現役キャバ嬢の私が紹介しちゃいます!

もくじ

パパ活で稼いだお金も確定申告すべき

確定申告をしなければいけないのは、パパ活で稼いだ場合も同じです。

そもそも、確定申告とは、1年間に稼いだお金を集計し、課される税金の額を計算し、その税額を報告・納税する手続きになります。

実際、確定申告をせずに脱税の罪に問われて、1000万円の追徴課税(追加の税金です)を納付しなければならなくなったケースも!

だから、難しそうだけど、とってもとっても大事なんです。

そこで、どんな場合に税金がかかるのかご紹介しますね。

まず、税金は以下の種類です。

  • 贈与税:金銭や物品をもらった際にかかる税金
  • 所得税:会社からのお給料や自分で事業をして稼いだお金にかかる税金
  • 住民税:行政サービスを維持するために支払う税金

例えば、パパからお小遣いとして現金をもらったり、時計や宝石などをもらうと贈与税がかかります。

また、パパが女性を個人事業主として雇う形にしていたり、月に3回会う約束で◯◯円もらう契約をしていた場合は、所得税がかかってくるんです。

所得税を払うほど稼いでいないケースでは、住民税を支払うことになります。

次に、税金がかかる基準や税率の説明です。

税金がかかる基準(1年間の合計)税率
贈与税110万円を超えたら10~55%
所得税20万円を超えたら5~45%
住民税20万円以下原則一律10%

1年間にパパ活で得た報酬の合計金額によって、税金がかかるかどうかが判断されます。また、それぞれの税金の種類によって、税金がかかる基準が違うんです。

贈与税や所得税の税率も、ざっくり言うと、報酬の合計金額によって変わります。

少々ややこしいですが、確定申告をしておかないと後で困ることになるので、やるべきことはやっておきましょうね。

パパ活で稼いだお金がバレるなんてことあるの?

パパ活で稼いだお金って、バレてしまうんです。バレないと思っているのは自分だけ、いろんなところから明るみに出てしまうものです。

税務署は、金融機関などと連携して情報を集めています。IT化が遅れていると言われていますが、そこはやはり行政機関、なめると痛い目に会うんです。

私自身バレたことはないんですが、パパ活をしている友人や私が働いているキャバクラのお店に来たお客さんに、バレて脱税の罪に問われたという話を聞いたことがあります。

では、どんなところからバレるのか、原因を見ていきましょう。

銀行振込の記録

いつ誰から誰に振り込まれたのか、はっきり記録に残ってしまうので、言い逃れができません。たとえ報酬を現金でもらっていたとしても、パパの方に税務調査が入った場合、そこから足がついてしまいます。

税務調査

使っているパパ活のアプリやサイトに税務調査が入ることも。その場合、利用者リストが税務署の手に渡るので、そこからバレてしまいます。

SNS

税務署もSNSをチェックする時代なんです。例えば、パパからもらった高額なプレゼントをアップしていたりすると・・・言わずもがなですね。

タレコミ

知り合いからの通報でバレるケースもあります。税務署には匿名での通報制度があり、かなり活用されていて、週に数件は情報提供されるようです。

どんなに気を付けていても、結局はバレてしまうものなので、バレる前提でちゃんと確定申告をしておいた方がいいですよ。

バレた場合の罰則は?

せっかくパパ活でお金を稼いでも、確定申告をせず報酬があったことがバレると、罰則を科されてしまいます。

本来納めるべき税金だけではなく、追加の税金も支払うことになるんです!

では、罰則の内容を説明しますね。

◼️無申告加算税

申告をしなかったことに対する罰金です。判断基準と税率は以下の通りになります。

判断基準税率(未納税額×%)
税務調査前に自主納付5%
税務調査で発覚し意図的ではなかった場合15~20%
税務調査で発覚し隠ぺいがあった場合40%

税務調査の前か後か、さらには確定申告をしなかったことについて、隠ぺいがあったか無かったかで税率は大きく変わります。

◼️延滞税

納めるべき期限を過ぎたことに対する罰金です。本来の期限を過ぎれば過ぎるだけ支払う金額が大きくなります。

レンタルショップの延滞料の考え方と同じです。

延滞税率は年によって変動しますが、令和4年の時点では以下のようになります。

  • 納税期限の翌日から2か月間:2.4%
  • 2か月を超えた日以降:8.7%

加えて 、隠ぺいがあり悪質だと判断されると、さらに刑事罰に問われる可能性も。

その場合、10年以下の懲役や1000万円以下の罰金、またはその両方が科されることもあります。

パパ活をして脱税に問われた挙句、刑務所に入るとか高額な罰金を科されるなんて嫌ですよね。

あらかじめ、ちゃんと確定申告をしておけば罰則の心配はないので、少々面倒くさくても、やるべきことはしっかりやっておきましょう。

パパ活で稼いだお金を確定申告する方法

パパ活で稼いだお金をどうやって確定申告するのか、やり方を説明します。堅苦しい話が続きますが、もう少しだけお付き合いくださいね。

方法は3種類あります。

  • 税務署に申請書類を持参
  • 税務署に申請書類を郵送
  • ネットを使いe‐TAXで申請

e‐TAXとは、簡単に言うと、ネットで確定申告することができる国税庁のシステムのことです。

詳しい知識が無くても、簡単に申告できる無料のソフトがネットで手に入るので、それを使うやり方もあります。

やよい」や「freee」が有名です。

また、パパ活アプリの運営会社は、税理士と提携している場合もあるので、紹介してもらえるか相談してみてもいいと思います。

特に、期限が過ぎた分をまとめて申告する場合は、専門家の力を借りましょう。

そして、確定申告には期間が決められていて、通常、1月1日〜12月31日の1年分を、翌年の2月16日〜3月15日の間に申告します。

ただ、過去にもありましたが、新型コロナウイルスの影響によって、申請期間が延びる可能性もあるので、最新の情報はネットなどで必ずチェックしましょうね。

後からバレる前に、早めに確定申告は済ませちゃいましょう!

小遣い稼ぎの軽い気持ちでパパ活を利用してお金を稼いだとしても、意外と面倒くさいことが待っています。

コロナによる自粛ムードが収まったら、パパ活を辞めて、キャバクラなどのナイトワークにチャレンジしちゃうのも1つの手かもしれませんね。